2021.10.07
四代目の嫁・修行中2
前回、「施釉(せゆう)はじめました」と言いつつ、新人なので
先輩が塗ったうつわの『ハマ剥がし』だけをやっておりましたが
最近は塗る方もやり始めました。
施釉現場の工程で言うと
裏印→絵付け→施釉→ハマ剥がし
の順で進みますが、
この中で、新人は後ろの工程から順番に習得していきます。
今は私は
先輩が絵付け(筆による加飾)をしたものを
施釉(釉薬を塗って)&ハマ剥がし(裏の接地部分の釉薬を剥がす)
しています。
(詳しい工程は小兵のものづくりページ下部・製作の流れをご覧ください)
施釉は
・ハサミでうつわを挟んで
・釉薬の中にくぐらせる
・釉薬をきるために数回振る
・網の上に置く
という作業を繰り返します。
先輩たちは一連の流れを ひょいひょい と簡単そうに塗っていくのですが、やってみると難しい…
新人の私にとっては、1つひとつの動作を間違えないように慎重にやる必要があります。
落とさないようにしっかり挟まなきゃ!
隣のうつわにハサミがぶつからないようにそーっと・・・
なんて色々考えながら塗っていると、どうしてもゆっくりになってしまいます。
釉薬の中をくぐらせるスピードだけは
先輩たちと同じ速さでしないと
釉薬がつきすぎちゃうので、そこはゆっくりできないんですけどね。
一人前にはまだまだほど遠そうですが、
憧れの施釉ができて楽しい毎日です。
四代目の嫁・真美