「どうする家康」と小兵のうつわ |トピックス|株式会社カネコ小兵製陶所 「どうする家康」と小兵のうつわ |トピックス|株式会社カネコ小兵製陶所

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「どうする家康」と小兵のうつわ

先日、社長と一緒に大河ドラマ「どうする家康」にちなんで浜松ツアーに行って来ました。
お決まりの大河ドラマ館を見て、浜松城に上り家康の天下統一の偉業に思いを馳せながら天守から三河を望みました。
その後、食事のために袋井市まで移動し、葛城北の丸へ。
こちらの施設はヤマハリゾートの経営でヤマハの迎賓館として使われており、
歴史ある古民家を移築したどっしりとした建物は海外からのお客様にもインパクトのある建物です。

ーヤマハが音・音楽で培った「感性」と「文化」が宿り四季折々の自然と土地の文化体験を愉しめる日本の美しい宿ー

というだけありお庭も広く、ゆったり滞在できる施設です。

木造の建屋はピアノ製造の技術を生かした木材の使い方や鏡面仕上げなど見どころもたくさんあります。

今回話題にしたかったのはこの建物だけではなく、
小兵のうつわ見っけです。
この北の丸のランチコースで「どうする家康」にちなんで特別メニュー「家康美膳」をいただきました。
家康は「長寿こそ勝ち残りの源である」という言葉を残すほど健康オタクだったとの話もあり、食べ物にはとても気を使っていたそうです。
住んでいる土地で、地元の旬の食材を食べることを大切にしていたと言われ、旬の食べ物は新鮮で栄養価が高く、その季節に体が必要とする成分が多く含まれているので、日々の健康や美容を維持するために役立ちます。


3段重を開くと地元の食材がふんだんに使われた前菜

天ぷらが好きといのも有名だそうで、他にとろろや麦飯も好物だったとの事。
浜松の名物「浜納豆」は、浜松城にいた若き家康公に献上したところ、大変気に入ったそうです。
また、岡崎出身ということもあり八丁味噌を好み、保存性が高く持ち運びしやすい浜納豆と八丁味噌は武士の携帯食としても重宝されていたようです。
以上、葛城北の丸の「家康美膳」の説明より

そんな食材をちりばめた「家康美膳」の最後の麦飯のうつわが
偶然にも小兵の<備前風変形小鉢>だったのです!

こちらのうつわは業務用でしか出してないので、オンラインストアにはありませんが、ロングセラー商品です。
販売は1994年ですから28年前にリリースされ、50,000個近く出荷されています。
そしてこの備前風の釉薬を30年前に社長と釉薬屋さんが大変な苦労をして開発しました。
その釉薬屋さん「宏和」の奥様も一緒にツアーに参加していたので、より感動的でした。
30年の月日を感じながら二人で感慨深く<麦とろ>をすすりました。
備前風という釉薬のシリーズはぎやまん陶や、リンカシリーズの前に小兵が初めてオリジナルの商品を作り、初めてヒットしたシリーズです。
これがなかったら、今の小兵もなかったと言っても過言ではないかも。
このうつわが「家康美膳」に使用されたことがとても嬉しい出来事でした。