先日、90歳で亡くなられた林さん。
昭和の時代、徳利の小兵といわれた徳利全盛期に
ずっと外注として徳利のガバイコミ(袋物成形)を
していただいていた職人さん。
もう、現役を離れて何十年も経ちますが
あの頃、本当によくやっていただきました。
月産13万本の徳利生産はこうした職人さんが
いたからできたこと。小兵の歴史の中でも重要な存在です。
心から感謝して、ご冥福をお祈りします。
鈴木さんのような職人が徳利の需要とともに
どんどん減ってしまいました。
あの頃を思い出すと懐かしいような、寂しいような。
今夜もずいぶん冷えますが、徳利にお酒を入れて
燗酒でも飲みましょう。故人を偲びながら。