2019.05.09
イギリス出張報告②
二日目はロンドンから列車で1時間半ほど北にあるストークオントレントへ
ここはやきものの聖地と呼ばれる古い産地
そしてジャスパーウエァーで有名なウエッジウッドが誕生した街です。
ウエッジウッドは1759年創業、英国王室御用達の高級陶磁器ブランド
現在は、ここにミュージアムや見学可能なすばらしい工場を持っています。
250年以上続くブランドですが紆余曲折があり、貴重な遺産もいったんは
放出した時期もありましたが、今は財団として一部を買戻し、
その遺産はミュージアムで見ることが出来ます。
ミュージアムの説明で、創業者ジョサイア・ウェッジウッドが
250年前に白い焼き物を作るために土の研究をしたり
その白さを生かしてジャスパーウェアを開発したりと、
新しいものに果敢にチャレンジしていく姿をひしひしと感じました。
工場見学はとても明るく清潔な工場で、職人たちが働きやすい
環境を整えたすばらしい工場でした。
整理整頓、清潔感、明るさ、機能性、などなど小兵の工場も
見習うべきところがたくさんあり、勉強になりました。
※工場見学は撮影禁止のため残念ながら写真はありません。
最後はウエッジウッドの食器で英国式アフタヌーンティーを堪能
もう一箇所はGladstorn Pottery Museum
レンガ造りのボトルキルンという可愛い形の窯がたくさん並んだ
古き良き時代を感じさせるミュージアムです。
食器、タイル、衛生陶器まであらゆるやきものの展示があり
面白いところでした。
ボトルキルンが青空に映えます
全盛期のストークオントレントの風景
ボトルキルンがにょきにょき建って
煙がモクモク
窯の中
こんな風にエンゴロを頭にのせて窯詰めしてたようです。
※エンゴロ=製品を中に入れて焼くためのさや
薪を入れる炊き口