猛暑の中ご来店ありがとうございました。 |トピックス|株式会社カネコ小兵製陶所 猛暑の中ご来店ありがとうございました。 |トピックス|株式会社カネコ小兵製陶所

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猛暑の中ご来店ありがとうございました。

ギャラリーディスプレイ7月

7月になったばかりというのにこのところ猛暑日続き
第一土曜日もかなり気温が上がり
「焼きたて小兵」(焼きあがった窯の扉をお客様の前で開ける)を企画していたんですが、
扉を開けるタイミングは窯の温度が200度に下がったころ
下がったとはいえ200度です!体感温度はどのくらいでしょう!?
そんなのやってお客様大丈夫かしらと心配になるほど朝から猛暑
ところで、どんなふうに窯を焼いているのか簡単にご説明します。

 

窯の焼成のお話
小兵の窯は6立米(リューべって言います)で6m×6m×6mの容積があります。
(立方体ではないですが、結構大きいです)
この窯をガスを燃料にして焼きます。
窯の中に製品を整然と窯詰し(窯の中の詰め具合でも焼き上がりの風合いが変わるくらい、
やきものって気難しいところがあります)
火を入れて焼成開始、それから12時間ほどかけて1300度まで温度を上げます。
丈夫で扱いやすいうつわに焼き上げるため還元焼成という焼き方で焼き締めています。
詳しいことはコチラから
その後、冷却に入り12時間ほどで扉を開けることができる温度(200度)まで下げます。
トータル24時間丸1日で窯が焼き上がります。 
この200度くらいというのはこれより高い温度で扉を開けるとヒートショックといって窯の中の温度が急激に外気の温度により下がることで、せっかく焼き上げたものが割れてしまうことがあります。
ですから200度くらいまで下がったのを確認して扉を開けます。

そして、焼きたて小兵の見せ場になるのですが、
24時間を想定して前日の14時、少し余裕をもって13時頃に火をつけたのですが
この猛暑で窯の温度がなかなか下がらないという事態に!
14時に窯の扉明けまーす!とアナウンスしていましたが、
250度から下がらない・・・
申し訳ありませんでしたが30分ほどお客様を暑い中お待たせして
さらに扉を開けた瞬間の熱さを体験していただきました。
皆さん暑さに負けず扉を開けた瞬間を撮影されてました。

休憩室に戻られて
「こんなに暑いのに、これが日常なんですね」
「一度見てみたかったんですが、こんなに熱いと思いませんでした」

そうなんです!
窯のスタッフはみんな暑さに耐えてものづくり頑張ってます!!
スタッフの健康を守るため、今は1時間ごとに涼しいところで
休憩し、水分補給をしてもらってます。そんなスタッフに感謝です。

いろんな感想を話しながら、クールダウンのためにご用意した
冷たいアイスクリームに舌鼓を打っていらっしゃいました。
もちろん小兵のうつわを選んで使える体験復活です。

大きな窯の中の世界を見てみたいと思われる方は結構いらっしゃるようで
またこんな機会を作っていきたいと思っております。
(もう少し涼しくなったらね)

ということで8月は窯や小兵も夏休みです。
よろしければ9月の第一土曜日にまたお越しください。

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窯や小兵 店長 ひさ子