小兵のスタッフの中でもぎやまん陶の施釉（釉薬かけ）ではトップクラスのベテランやす子さんとりささんがそれぞれ勤続20年と10年を迎えられ商工会議所と弊社社長より感謝状が贈られました。

やす子さんは九州出身で中学卒業と同時に美濃焼の産地へ就職。それから半世紀以上美濃焼に貢献されてきました。
当時は高度経済成長の中、集団就職でいろんな工場に九州から働きに来た人がたくさんいたそうです。大量生産と好景気で美濃焼も活気に満ちていたようです。（もちろん現在も活気あふれる産地です）
やきもの業界一筋に生きてきた「やすちゃん」、筋金入りの働き者でこの夏の暑さもなんのその、家にいると退屈なので仕事してたほうがいい、と40度近い工場でほぼほぼ毎日働いてました。若い人より気力体力がみなぎっている70代です。　そして朗らかな性格はいつも場を和ませ、ある意味小兵のアイドルなのです。
賞状を渡すときに社長が「次の30年表彰まで頑張ってね！」と言うと、いつもの投げやりな言葉で「そこまでやっとれん！」とやす子節がかえってきました。
餅拾いとタケノコ堀りが大好きな明るく元気なおばあちゃん。いつまで一緒に働きましょう！

りささんは賞状をもらったときのコメントで、10年前のエピソードを話してくれました。
初めてもらったお給料をどんなことに使おうかと思ってた矢先、車をこすってしまい、あえなく修理代に消えてしまったとか。また、施釉の失敗で不良を出したことがあり、家に帰って夜ずっと泣いていたことや、そのことを慰めてくれた先輩がいたことなど、10年の間にみなさんドラマがあるんですね。そしてりささんは立派にパートリーダ―として経験を活かし同僚のスタッフに指導してくれています。仕事に真剣に向き合ってくれていること、仲間に助けられ、そして助けてあげる、そんな姿が感じられました。
10年前は保育園児だったお子さんも、お母さんの身長をおいこしてもう中学生！
りさちゃん、これからもよろしくお願いします。

お二人とも、これまで小兵を支えてくださってありがとうございます。
そしてこれからも元気に楽しく働ける環境を作っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。