一献盃でめぐる、おいしいお酒の旅(仮)第0回 |トピックス|株式会社カネコ小兵製陶所 一献盃でめぐる、おいしいお酒の旅(仮)第0回 |トピックス|株式会社カネコ小兵製陶所

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一献盃でめぐる、おいしいお酒の旅(仮)第0回

 前回予告しましたお酒の話、どんな調子で進めようか、色々、出掛け先でリサーチ中ですが、昨日ある会にお招きいただいたので、練習的に書いてみたいと思います。

 その友人に「こんな盃を作ったんだけど」と今月のはじめに会った時に話してみたら、それは面白そうなので彼のお仲間の会で呑んでみたいと言ってもらいました。

 彼は専修学校の先生的な仕事をしていて、定期的に職場のお酒好きな方達とお酒を楽しむ会をやっていることは知っていました。また以前、こちらの蔵元で蔵開きがあった時に一緒に行ったことがありました。

 その時ご一緒した理系な感じのYさんは、ずば抜けてお酒にお詳しい。ご自宅にはお酒専用の冷蔵庫があるほどで、いやいやこれは厳しいことを言われるかもしれないが、是非ご意見を頂きたいと思い、昨日の会にお邪魔することにしました。

 場所は大垣の駅から少し歩いた、国道沿いにある「玄界灘」という、いかにもお魚が旨そうなお店。

 Yさんを中心とした「大垣美味しい酒が大好き軍団」のホームグランドです。さすがご常連!特別にお酒の持ち込みはフリーです。実はこの春、Yさんはお仕事の都合で川崎へ引っ越されるので、その送別の会の意味もあったようです。

 そんな大事な会の場がしらけたらどうしよう、と緊張しましたが、結果は概ね良好。Yさんにもお墨付きがいただけました。

これぞインターフェースだ!と言っていただいたのですが、ごめんなさい今一難しいので、もう一度教えてくださいね。

 

さて、色々お話しながら頂いたお酒はこちら。

地元、養老町の玉泉堂酒造㈱の

美濃菊「隠し大吟醸」

「隠し」なんて奥ゆかしい事言っていますが、隠し切れないいい香り!

これはもう、我が一献盃、開け開け香よ開けの、「ラッパ型」で満場一致でした。

盃を口の元に持ってきたときに、もう少し閉じ込める形でゆっくり香りを楽しみたいというご意見もありましたが、何より、薄い縁からなめらかにお酒が入ってきて、口の中、そして鼻に抜ける香りをラッパ型が一番感じられます。

 

そして座が暖まってきたところでおもむろにYさんから投げられた変化球がこちら。

犬山の珍しいお酒、

和泉屋 小島醸造の

「荵苳(にんとう)酒」、なんとも謎なお酒。

どうも日本酒ベースのリキュール類という感じでしょうか。

24度と度数も高く、原材料には「スイカズラ」?

まったくわけがわからないので、ホームページを見ましたが、

益々、謎は深まるばかり。

トロリと濃厚な養命酒のような、ベーリーズのような濃い甘い味。

これは迷わず「ツボミ型」の登場です。

デザート感覚で美味しく頂きました。

 

美味しいお酒と楽しいお仲間。いいですねぇ~。そしてこのお店「玄界灘」とてもお魚がおいしい。お刺身もさることながら、煮魚が抜群!「金目」と「銀鱈のカマ」を骨までしゃぶり頂きました。お酒との相性の話をしなければいけないかもしれませんが、この煮汁、ご飯にかけるとまた最高!

気が付けば終電一本前に滑り込んだのでした。

素敵な夜をありがとうございました。

 

 一献盃は「お酒に興味があるけど難しそう」とか「どうも苦手」という方に、お酒の美味しさ、楽しさの入り口として、その一歩を踏み出して頂く為に、と思って作っています。そして今回の旅で、お酒を深く愛していらっしゃる皆様にもご理解がいただけました。Yさんにも褒めていただけました。これからは「お酒好きです。」という人を増やしてゆく為、お呼びが掛かればどこにでも行って、一献盃で呑む「小兵の日本酒セミナー」をやらせていただきます!の覚悟が出来ました。だから皆さん呼んでください。そしてその模様、そのお酒をここで紹介していきたいと思います。一献盃をお求め頂いた方、ちょっと興味があるけど、という皆様、どうぞお楽しみに。